厄除け・厄払いに関する情報は! |
厄年について |
「厄」の漢字のもとの意味は”木の節”。その節が工作などをする時に困ることが転じて”災い、苦しみ”という意味をもつようになったといわれています。 「厄年」の”ヤク”は、もともと「役目」の”役”の意味を持ち、「役年」とされ、共同体の中で重要な役割を担う年齢のことでした。特に神事に関する役目を担うことから、厳重な物忌みが求められましたが、それがいつの間にか元の意味を失い、身を慎むならわしが強調されるようになったといわれています。多くの人々が長きにわたって大切にしてきたならわし「厄年」。 平安時代の文学『源氏物語』では、藤壺が37歳の厄にあたって心労する様子が描かれています。また『宇津保物語』等の作品にも厄年にまつわる話が登場します。 その「厄年」のルーツは中国の陰陽道(天文や暦、占いの知識を合わせ、吉凶や禍福占う方術)にあるといわれています。これが日本にも伝わり、伝説の陰陽師・安倍晴明が有名ですが、平安時代に陰陽道に基づき日時や方位の吉凶が定められるようになりました。それとともに災難や不幸に遭遇することが多いとされる「厄年」もできたといわれています。 厄年とは、災難が身に降りかかりやすい歳。人生の節目にあたることが多く、肉体的にも精神的にも変調をきたしやすい年齢です。その節目にあたり、あらかじめ準備を怠らないように、そして不安なく、穏やかに暮らしていきたいという人々の願いが培ってきたならわしです。 |
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世界の厄年について |
日本だけでなく、世界でも厄年があります。ここでは主な国の厄年についてみたいと思います。 |
◆中国 |
中国の厄年は、生まれた干支年です。 中国では厄年の間、金色や赤いものを身につけて厄除けをします。また厄年を迎えた年男や年女は、春節から1週間は赤い服を着、家から出ずに過ごすのだそうです。 |
◆イギリス |
地方によって異なりますが、一般的にイギリスでは、男性は4の付く年、女性は7の付く年が良くないとされています。 厄払いには、まず厄年の数だけ木の実を集め、それを3日3晩外気にさらした後、近所の庭先で多くの人に見に来てもらいながら焼くのだそうです。 |
◆スペイン |
スペインには、日本と同じような厄年があります。男性は24歳と44歳、女性は14歳と34歳。 厄払いには、まず馬の肉片を自分の年齢の数だけ親戚や友人の見守る中で食べ、その後一昼夜歌い踊り明かすのだそうです。 |
◆トルコ |
宗教によって異なりますが、一般的には、男性は23歳、43歳、63歳、女性は13歳、33歳、53歳が厄年とされています。 厄落としには、親戚や友人が集まって等身大の泥人形を作り、原色の衣装を着せた後、水に流します。水に流しに行く時は、本人は必ず家にいなければならないのだそうです。 |
◆エジプト |
宗教などによって異なりますが、一般的には男女とも4歳から50代まで4年ごとに厄年が訪れるというのがエジプトの厄年です。 厄払いには、隣近所の老人を訪ねて布地を継ぎ足して身につけるものを作るのだそうです。 |
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厄除けの豆知識 |
厄年について |
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