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『古事記』によると、伊耶那美命(いざなみのみこと)が火の神・迦具土神を生んで陰部を火傷して病み苦しんでいた時、漏らした尿から水の神・罔象女神(みずはのめのかみ)に続いて生まれた神と記されています。 また『日本書紀』では、火の神・迦具土神が土の神・埴山姫命(はにやまひめのみこと)を妻として生んだ子が稚産霊神で、その頭には蚕と桑、へそには五穀が生じたと書かれています。 五穀とは、稲、粟、稗、麦、豆の五種類の穀物のこと。神名の「ワク」は若青の瑞々しさ、「ムス」は成育する意味で、「ヒ」は神秘的な力を表現しているのだそうです。 このようないわれから稚産霊神は、農業の守り神、産業開発神として信仰を集めています。 ちなみに稚産霊神の娘は、伊勢神宮の豊受大神宮に鎮座する、日本を代表する食物神・豊受大神(とようけおおみかみ)です。 |
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【稚産霊神について】 |
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名称: |
稚産霊神(わくむすびのかみ) |
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別称: |
和久産巣日命(わくむすびのみこと) |
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ご利益: |
農業守護 産業開発、開運招福、災難除けなど |
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主な神社: |
安積国造神社: 福島県郡山市清水台1−6−23
愛宕神社: 京都市右京区嵯峨愛宕町
竹駒神社: 宮城県岩沼市稲荷町
王子稲荷神社: 東京都北区王子
稲生神社: 広島県御調郡久井町 |
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■ 自然関係 【仕事の神様】 |
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