昔、宮尾山の麓の蛇渕というところに悪さを働く一匹の大蛇が棲んでいました。困った村人が篠崎神社の宮司に相談したところ、出雲国にて八岐大蛇を退治した神の御霊をお招きし、お祀りするようにとのことから祠を建てて祀ったところ、八雲社のお導きにより、おとなしく優しい大蛇になったそうです。
年頃になった大蛇は、美しい女蛇と出会い恋におちましたが、ある日、女蛇のところに貴船神の急の使いがやって来、急ぎであったため大蛇に事を告げる間もなく女蛇は大蛇のもとを離れてしまいました。
事情を知らない大蛇は女蛇恋しさに紫川左岸の蛇渕(現在の木町付近)の大石に毎夜現われては、その石を枕に大声で泣き続ける日々。この様子を見兼ねた八雲社の祭神が、大蛇を竜神の姿に変えて女蛇のもとへと導いてあげたそうです。
この故事に基づき、石は「蛇の枕石」「夜泣き石」と呼ばれ、恋愛成就のご利益があると信仰を集めています。
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福岡県北九州市小倉北区篠崎1-7-1
・JR「南小倉駅」(東口)から徒歩約10分
昔、宮尾山の麓の蛇渕というところに悪さを働く一匹の大蛇が棲んでいました。困った村人が篠崎神社の宮司に相談したところ、出雲国にて八岐大蛇を退治した神の御霊をお招きし、お祀りするようにとのことから祠を建てて祀ったところ、八雲社のお導きにより、おとなしく優しい大蛇になったそうです。
年頃になった大蛇は、美しい女蛇と出会い恋におちましたが、ある日、女蛇のところに貴船神の急の使いがやって来、急ぎであったため大蛇に事を告げる間もなく女蛇は大蛇のもとを離れてしまいました。
事情を知らない大蛇は女蛇恋しさに紫川左岸の蛇渕(現在の木町付近)の大石に毎夜現われては、その石を枕に大声で泣き続ける日々。この様子を見兼ねた八雲社の祭神が、大蛇を竜神の姿に変えて女蛇のもとへと導いてあげたそうです。
この故事に基づき、石は「蛇の枕石」「夜泣き石」と呼ばれ、恋愛成就のご利益があると信仰を集めています。