出雲大社

神代からの歴史を持つ出雲大社。

御祭神の大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は、数々の試練を乗り越えて結婚した神話から、縁結びの神として絶大な人気・信仰を誇る神様です。また毎年10月になると、出雲大社に全国から神々が集まり、目には見えない縁を結びつけるために、神々が縁を結ぶ神議(かむはかり)という会議をなさるそうです。

そのような由縁から、出雲大社は古来より縁結びの神社として名高く、毎年全国から200万人もの参拝者が訪れます。

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  • 住所

    島根県出雲市大社町杵築東195

  • アクセス

    ・一畑電鉄「出雲大社前駅」徒歩約7分

主な授与品

御祭神・大国主大神は縁結びの神様で有名ですが、そのご神徳は広く、出雲大社のでは様々な授与品があります。

そのお守りの中から、縁結びに関する授与品をいくつか紹介したいと思います。

お守り

御祭神のご神徳により様々なお守りがありますが、一番人気はやはり雅な錦の袋に納められた「えんむすび」のお守りです。

しあわせの鈴

”リン”と鈴の音を鳴らせば大国主大神から大きなご縁を授かり、幸運を呼び寄せてくれるという「しあわせの鈴」。特に女性に人気の授与品です。

鈴の大きさは2種類あります。

縁むすびの糸

紅白の絹糸が束ねられた「縁むすびの糸」。

この結びの糸を身近な衣服などに使用すると、祥福や良縁などが授かるといわれています。

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出雲大社の参拝方法

出雲大社には4つの鳥居があり、これらを石→木→鉄→銅の順番にくぐり本殿にお参りするのがよいとされています。

JR出雲駅からバスに乗って訪れる場合は、「出雲大社」バス停ではなく、「正門前」バス停で下車してください。「出雲大社」で下車してしまうと、一つ目の鳥居から遠くなってしまいます。

特に車で訪れる場合、駐車場の位置からいくつかの鳥居をくぐらずに拝殿に向かわれてしまう方がとても多いですが、4つの鳥居を順番にくぐってお参りするのが正式参拝になります。

1)一の鳥居(石製(コンクリート製))

石製の鳥居です。「宇迦橋(うかのはし)の大鳥居」とも呼ばれています。

2)二の鳥居

木製の鳥居です。「勢溜(せいだまり)の鳥居」とも呼ばれています。

この鳥居から出雲大社の境内になります。

3)祓社

参拝者のお祓いを司る神様が祀られています。お参りすることで、参拝者の身を清めてくださいます。

4)三の鳥居

鉄製の鳥居です。

5)松の参道

樹齢350年以上の松が並ぶ参道です。

全国的にも珍しい下り参道で、出雲市の指定文化財になっています。

6)手水舎

参拝前に手や口を清めるところです。

7)四の鳥居

銅製の鳥居です。

この四の鳥居をくぐると、出雲大社荒垣内神域となります。

8)拝殿

ここで拝礼を行います。

出雲大社での拝礼作法は、「二礼四拍手一礼」です。

9)十九社(東)

旧暦10月の神在月(全国的には神無月)に全国から八百万(やおよろず)の神が集まられた時に宿泊されるところです。西側にもあります。

※拝殿でおまいりされた後、十九社(東)から順番にご本殿の周囲を回りながら、道沿いにある摂社・末社をご参拝ください。

10)素鵞社(そがのやしろ)

本殿背後の八雲山の麓に、大国主大神の親神である素戔嗚命を祀る神社。霊験あらたかなお社として有名です。

11)ご本殿西側でもう一度拝礼

社殿は南に向かって建てられていますが、殿内の御神座(ご神体)は西を向いてご鎮座されているという、とても珍しい構造をしています。

ご本殿を一回りする中でご本殿の西側に参られましたら、拝礼場所が設けられていますのでもう一度「二礼四拍手一礼」による拝礼をしましょう。

12)神楽殿

神楽や結婚式などが行われる社殿。

正面に日本最大級の大注連縄(5トン)があることで有名です。

お守りやお札、おみくじは、すべての参拝が終了してから購入しましょう。

Pick Upスポット

稲佐浜(いなさのはま)

出雲大社から西方約1kmにある稲佐浜。

『古事記』の「国譲り神話」の舞台となった場所で知られ、また神在祭で全国からやってくる神様を迎える場所でもあります。

神話の世界が感じられ、夕日スポットとしても有名です。

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