相生社(下鴨神社)

相生社(下鴨神社)

古来より縁結びの霊験あらかたな社と信仰を集める下鴨神社の末社・相生社。縁結びの神・神皇産霊神(かむむすびのかみ)が祀られています。

その社のそばには、2本の木が途中から1本に結ばれた「連理の賢木(れんりのさかき)」と呼ばれるご神木があります。縁結びのお社のご神徳のあらわれとされる霊木です。

相生社では、この「連理の賢木」と社の周りを回って絵馬を奉納し、縁結びを祈願する特別な作法があります。また他にも『源氏物語』にちなんで十二単と衣冠束帯姿をかたどった「えんむすびおみくじ」や縁結びのお守りなどもあり、若い女性を中心に大変人気の縁結び社です。

ちなみに相生社にある賽銭箱は、「賽銭」ではなく「幸千(さいせん)」と書かれてあります。機会があるかたはぜひ注目してみてください。

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  • 住所

    京都府京都市左京区下鴨泉川町59

  • アクセス

    ・市バス「下鴨神社前」下車すぐ

    ・京阪電車「出町柳駅」5番出口から徒歩約14分

    ・叡山電鉄「出町柳駅」徒歩約14分

お守り

縁結び祈願社ということで、素敵な縁結びや心願成就のお守りがあります。

その中から下鴨神社相生社ならではのお守りを紹介します。

媛守(ひめまもり)

女性守護、心願成就のお守りです。

ちりめん生地で袋の模様が異なるので、その中からお気に入りの柄のお守りを選ぶことができます。自分だけのお守りです。

お守りは一つ一つ白い箱に入っています。

ちなみに男性用のお守りは、「彦守」です。

葵のお守り

下鴨神社の神紋は、双葉葵。

今ではほとんど姿を消してしまいましたが、以前は糺の森に自生していました。その双葉葵の葉はハート型をしており、その葉をモチーフに作られたお守りが「葵のお守り」です。ストラップ状になっていて、ハート形をした双葉葵が2個付いています。

カラーは、グリーンとピンクの2色あります。

糺の森(ただすのもり)について

賀茂川と高野川が合流するデルタ(三角州)地帯に広がる「糺の森」。

この深い森を通り抜けた先に下鴨神社の社殿があります。

糺の森には御手洗川(みたらしがわ)や泉川(いずみがわ)など4つの小川が流れ、ケヤキやムクなど約140種以上、樹齢約200年~600年の木々が生い茂っています。

古くは祭祀を行う神聖な場所であり、現在も5月に行われる葵祭の神事の一つ・御蔭祭(みかげまつり)の切芝神事が糺の森の中心に位置する切芝で行われています。

四季折々の美しい景色、神域らしい雰囲気漂う糺の森。

縁結び、夫婦和合の御神木として大切にされている相生社の「連理の賢木」も、なぜか不思議なことに年をとって枯れると、必ず糺の森の神域内に新たに誕生するのだそうです(京の七不思議のひとつ)。現在の「連理の賢木」は4代目です。

神聖なパワーに包まれる糺の森を通ってお参りください。

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Pick Upスポット

下鴨神社に縁結びにお参りされた方には、ぜひ境内摂社である河合神社にもぜひお参りください。

女性にとても人気の神社です。

河合神社

御祭神は、神武天皇の母君で、「美の神様」で名高い玉依姫命(たまよりひめのみこと)。

女性ならではの縁結びや安産、育児などの願いごとを叶えてくださる女性の守護神。さらに玉依姫命は玉のように美しい女性だったことから美麗の神としても信仰を集めています。

玉依姫命を御祭神とする河合神社には、美しくなりたいと願う女性がたくさんご祈願に訪れます。

境内には白い美肌を授けてくれるとされる「御白石」や美肌・美白効果が期待できる「カリン水」(有料)などもあります。

-「美麗祈願の鏡絵馬」-

河合神社を訪れると、とってもユニークな絵馬が掛けられて(並んで)います。その名も「美麗祈願の鏡絵馬」。

外面も内面も美しくなれるように願って奉納する河合神社の絵馬です。絵馬の表側面に顔が描かれていますので、その顔を自分の顔に見立てて化粧を施していきます。そして裏側に願いごとを書き入れて奉納します。

境内には、一つ一つ思いを込めて化粧を施した絵馬があり、おもわず見入ってしまうほどです。どれも世界に一つしかない素敵な絵馬です。

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