恋愛成就のご利益を授けてくれる「愛染明王」がまつられている水間寺の愛染堂は、古くから縁結びの祈願が盛んです。

昔、水間の豪農楠右衛門の娘、お夏が伏見天皇の勅使として水間寺を訪れた山名清十郎と恋に落ち、身分の差を乗り越え、会いたい、結ばれたい一心でこの愛染明王に毎夜祈願し、清十郎との恋を成就させたとの話が残っています（境内にお夏清十郎の墓があります）。

現在も、幾多の困難を乗り越え、恋を成就させた２人にあやかろうとお参りに訪れる参詣者が絶えません。

お参りの際は、堂脇の縁結びの橋（愛染橋）を渡るのがならわしだそうです。