菅原道真

菅原道真は、平安時代に学者・歌人・政治家として活躍した実在の人物です。

わずか5歳で和歌を詠み、10歳を過ぎて漢詩を創作し神童と称されました。その後も18歳で文章生、23歳で文章得業生、33歳で文章博士など、学者として栄進を続け、宇多天皇や醍醐天皇に重用され、右大臣や従二位に叙せられました。

しかし左大臣・藤原時平の讒言によって大宰府(福岡県)へと左遷され、903年(延喜3)に失意のうちに亡くなりました。

道真公の死後、京都では雷火や地震、道真を追いやった関係者たちの死など疫病や異変が相次ぎ起こったため、これは道真のたたりであると恐れ、朝廷は道真公を神として祀りました。その後、道真公が優れた学者や文人、書家であったことから学問・詩歌・書道の神として崇敬を集め、現在は学問成就、受験合格のご利益を授けてくれる神様として受験生や学問向上を願う多くの方が訪れています。

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